【GINGER掲載商品】 式部史生秋篠月清集　後京極殿（九条良経）一・二　三・四　二冊 短歌、俳句

27.3×18.3㎝

【題箋】『月清集 後京極殿 一二・三四』

【内題】式部史生秋篠月清集一・二・三・四

一 全29丁・二  全25丁・三 全26丁・四 全23丁

式部史生秋篠月清集 一

：花月百首〈建久元年（1190）作〉1丁裏

    因みに「花月百首」は「ウィキペディア」に作った年が記されていた。和歌作法　写本。

：二夜百首  5丁裏

：十題百首  11丁表

：歌合百首  16丁表

：治承題百首  24丁裏～29丁裏

式部史生秋篠月清集 二

：南海漁父百首  1丁表

：西洞隠士百首  5丁裏

：院初度百首  10丁表

：院第三度百首  14丁裏

：老若歌合五十首  19丁表

：句題五十首  21丁表～25丁裏

式部史生秋篠月清集 三

：春部  1丁表

：夏部  5丁裏

：秋部  9丁表

：冬部  20丁裏～26丁裏

式部史生秋篠月清集 四

：祝部  1丁表

：恋部  8丁表

：羈旅部  12丁表

：雑部  13丁裏

：哀傷部  18丁裏

：無常部  19丁表

：神祇部  20丁裏

：釋教部  22丁表～23丁裏

【因みに】

 一～四を眺めてみると、

一～二は「花月百首」から始まって、折に触れ題詠したものが集められているようである。歌集　5冊セット　昭和14年～19年　中古品。

三・四は 春・夏・秋・冬・祝・恋・羈旅……と従来の歌集の体裁である。三部抄之抄　三冊　慶安三（1650）年。

 つまり、前半の一・二は「私家集」の体、「秋篠月清集」の本体（？）に当たるのが三・四、つまり上・下巻と考えられる。※鼠僊遺稿　鼠僊廬此凉　正風俳諧・小豆島・醤油醸造業・　昭和16年香川県小豆郡安田村高橋喬三編発行　非売品　俳諧之連歌・地方文芸俳句。

【参考】早稲田大学図書館蔵本『六家集』と印影が同じ【画像2、10参照】。柴田宵曲文集　全8巻　月報付き。

この『六家集』は下記に示すとおり全二十冊。●P158●死に至る罪●純多魔良樹歌集●横須賀線電車爆破事件死刑囚短歌●平成7年●短歌新聞社●即決。その最初の四冊（『式部史生秋篠月清集』）を「一・二」「三・四」の二冊に仕立て直したもののようである。※むらさき　第18巻第7号より第23巻第4号迄不揃38冊　茨城県土浦市前川町宮本栄次氏編土浦市制20周年記念全日本俳句大会特集号有市川花庭他。

六家集（早稲田大学図書館蔵本）

出版事項 [出版地不明] : [出版者不明], [出版年不明]

形態 20冊 ; 27.7×19.7cm

内容等 書名は題簽による

・式部史生秋篠月清集(1-4)

・長秋詠藻(上,中,下)

・山家和歌集(上,下)

・拾玉集(1-7). 拾遺愚草(上,下)

・拾遺愚草員外(上,下)

・壬二集(上,下)

【刊期等】不明

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【参考】九条 良経

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての公卿・歌人。古今伝来之記《古今三鳥切紙之傳授》　写本　巻子本（巻物）。関白・九条兼実の次男。♪高柳重信主宰俳句同人誌『俳句評論』昭和37年6月第23号～157号内不揃62冊　内合併号14冊合併号　富沢赤黄男,三橋鷹女追悼号、100号記念号。官位は従一位・摂政、太政大臣。島木赤彦短冊「木枯の吹きしづまりて日の暮るる二階の縁に埃を掃くも」　毛筆　短冊　サイン　36×6。九条家二代当主。（雑誌）夢幻航海　43-50号　8冊　三橋敏雄・佐藤鬼房追悼特集、志摩聡・大岡頌司追悼小集含/岩片仁次編/夢幻航海社。後京極殿と号した。E1/此ほとり　一夜歌仙評釈　中村幸彦　角川書店。通称は後京極摂政、中御門摂政。島木赤彦小色紙。

《経 歴》

治承三年（1179年）元服し、従五位上に叙せられる。『鷲谷七菜子全句集』函、帯付き●鷲谷七菜子著/南風俳句会編●平成25年発行●全450P●検)現代/女流/黄炎/句集/作品集。元暦二年（1185年）従三位。岸本尚毅　鶏頭（処女句集シリーズ）。文治四年（1188年）、同母兄・良通が早世したため兼実の嫡男となった。☆意志表示　岸上大作 作品集　★貴重　（意思表示・短歌集・評論・詩・文学）。その後も権中納言、正二位、権大納言と昇進し、建久六年（1195年）に内大臣となった。山口草堂全句集 (花神社) 鷲谷七菜子/山上樹実雄監修 初版☆。しかし翌年十一月、反兼実派の丹後局と源通親らの反撃を受けて父と共に朝廷から追放され、蟄居を余儀なくされた（建久七年の政変）。訳註・藤原定家全歌集・上下・久保田淳・拾遺愚草を中心に現在知られる定家のすべての和歌の注釈を試みた/後鳥羽院と定家研究・田中裕/3冊。

正治元年（1199年）、左大臣として政界復帰を果たし、その後内覧となる。三橋敏雄全句集　増補版/三橋敏雄/立風書房。そして建仁二年（1202年）十二月、土御門天皇の摂政となり、建仁四年（1204年）には従一位・太政大臣となった。滴瀝　限定150部　毛筆署名入/水野葉舟　高村光太郎題簽・装画/草木屋出版部。しかし元久三年（1206年）三月七日深夜に頓死。♪上田三四二第一歌集『黙契』昭和30年初版カバー付。享年三十八。わが金枝篇　叢書水の梔子　署名入/寺山修司/湯川書房。

《人 物》

 良経は和歌や書道、漢詩に優れた教養人だった。句集　冬菫/対中いずみ/ふらんす堂。特に書道においては天才的で、その屈曲に激しく線に強みを加えた書風は、のちに「後京極流」と呼ばれた。E04-120 ヨーロッパ俳句選集 坂西八郎/H・フッズイ/窪田薫/山陰白鳥 デーリィマン社 外箱傷汚れ破れ多数、背表紙傷多数あり。。

 また、叔父慈円を後援・協力者として建久初年頃から歌壇活動が顕著になり、同元年『花月百首』、同4年頃『六百番歌合』などを主催した。石田波郷『病鴈』壺俳句会：壺冊子　昭和21年初版。

 その活動は御子左家との強い結びつきのもとで行われたが、六条家歌人との交流もあった。永田耕衣葉書。この良経歌壇は、のちに『新古今和歌集』へと結実していく新風和歌を育成した土壌として大きな役割を果たす。飾画歌集　陽帝領　限定222部　直筆歌署名入　未綴50葉・貼写真50点/塚本邦雄/書肆季節社。

 その後後鳥羽院歌壇へ移行し、良経を含む御子左家一派は中核的な位置を占める。♪福田葉子第一句集『今は鴎』昭和54年　限定250部　函付　俳句評論社。

 建仁元年（1201年）、和歌所設置に際して寄人筆頭となり、『新古今和歌集』の撰修に関係してその仮名序を書いた。『安立スハル 全歌集』この梅生ずべし●コスモス叢書/柊書房●2007年●検)短歌俳句和歌歌人詩人高野公彦絶版希少。自撰の家集『秋篠月清集』（月清集）は六家集のひとつとなっている。青き群像 全8冊揃◆畠山義郎、平成8年/T242。『後京極殿御自歌合』も作風を知る上で好資料となる。現存歌選 巻之一・二　全一冊 海野遊翁識〈天保七（1836）年刊〉。日記に『殿記』、著作に『大間成文抄』がある。武笠美人蕉句集 吉田謠哉編 暖流発行所 昭和15年。

小倉百人一首では「後京極摂政前太政大臣」として知られる。青々句集妻木　冬・夏・秋　3冊/松瀬青々/春俎堂・宝船発行所。

91番「きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかもねむ」

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《六家集》新古今時代の優れた六つの私家集のこと。秋田俳書大系　近世中期編　藤原弘編　秋田俳文学の会　Ａ５判　昭和57年。

・藤原俊成の長秋詠藻

・西行の山家集

・九条良経の秋篠月清集

・藤原定家の拾遺愚草

・慈円の拾玉集

・藤原家隆の壬二集（玉吟集ともいう）

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※全体的に、経年によるくすみ、汚れ、糸切れあり。塚本邦雄『水銀伝説』白玉書房　昭和36年初版函　署名いり。

※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。☆ 『短歌文學全集　與謝野晶子篇』第一書房;昭和11年初版函付;本クロス装本。

※梱包材の再利用に努めています。西鶴大矢数注釈（全４巻＋索引１）５冊揃。ご理解下さい。俳諧集冊類 [諸国到来任遅速 絵入]　文政4年(文政辛巳)　松井忠蔵(大阪心斎橋)★ko2.62。

※なお、落札頂いた商品は、郵送を基本としておりますので、土・日、休日・祝日の発送は致しておりません。岸本尚毅句集　感謝。あらかじめご承知おき下さい。悲しき玩具　再版/石川啄木/東雲堂書店。