2025春大特価セール！ 東京人」2009年11月号 特集・映画の中の東京 大滝 大瀧詠一 / サブカルチャー

東京人 2009年11月号 No.274 映画の中の東京

これまでも何度か、小津や成瀬に代表される戦後昭和映画を特集してきた月刊誌「東京人」。Whole Earth Catalog Spring 1969 / ホールアースカタログ 1969年。(09年11月号)の特集「映画の中の東京」はなんといっても、元はっぴいえんどの大瀧詠一・松本隆両名のクレジットに注目。☆さＣ‐181217レア〔創造の世界　1971年　第3号　間直之助〕ある生態学者の学問観。なかでも大瀧さん自身の綿密な取材に基づく'大瀧詠一の「映画カラオケ」のすすめ'は圧巻です。◇【雑誌】社会評論・1975/創刊号◆表紙・目次：粟津潔◆たたかう労働者階級のための総合誌◆社会主義革命 思想 労働運動。

文学作品や古地図に描かれた場所を訪ね歩くことは、いまでは文芸ジャンルあるいは大人の知的娯楽としてすっかり定着した観もありますが、「映画カラオケ」とは、大瀧さん曰く「カラオケに歌手がいないように、映画の場面から役者を抜いてバーチャルな世界を作り、登場人物の視線でその世界を歩く」ことだそう。◇【雑誌】話の特集・1966/12月号◆表紙デザイン：横尾忠則◆立木義浩 長新太 寺山修司 宇野亜喜良 和田誠 粟津潔 篠山紀信 今江祥智。
採り上げているのは、成瀬巳喜男監督の『銀座化粧』(昭和26年)と『秋立ちぬ』(昭和35年)。●【雑誌】STUDIO VOICE スタジオボイス・1980/9月号◆表紙イラスト：宇野亜喜良◆特集：イマージ・欲望・生きざま◆ジョディ・フォスター。僕自身も大好きなこの2作品、たしかに銀座を舞台にしているのも同じながら、一人の男の子が重要な役割で登場するのも共通しています。石をもて追わるるごとく―新版: 日系カナダ人社会史。
その子供の目線に自分の目線を重ねながら、大瀧さんは場面場面のロケ地を実際に自分の足で辿りながら特定することによって、この2作品が一種のシンメトリー(対称)の関係にあることを明らかにしていきます。【6冊】面白半分 Vol.26-32（1974年）編集◎藤本義一 華房良輔 虫明亜呂無 福田蘭童 星新一 赤瀬川原平 横尾忠則 磯崎新 東海林さだお。当然、映画が撮影された当時と現在では、その土地の外観もすっかり様変わりしているのですが、その綿密で地道な作業には、このジャンルに造詣の深い聞き手の川本三郎さんも舌を巻くほど。【6冊】面白半分 Vol.55-62（1976年）編集◎遠藤周作 編集長対談◎福富太郎・西岡義憲・三宅一生 岸田今日子 阿久悠 宗教なんかいらない。子供が通っていたであろう小学校まで特定してしてしまうのだから恐れ入ります。The Last Whole Earth Catalog （ラストホールアースカタログ） ／ Whole Earth Catalog（ホールアースカタログ）。
かつてはっぴいえんどが、ロックという手法をもちいて＜東京＞という街が抱える孤独感や空虚感を表現しようと悪戦苦闘としていたように、時代と共に変貌していく街に対する大瀧さんの哀惜に近い思いが、紙面からひしひしと伝わってくるようで胸を打たれます。Whole Earth Catalog July 1970（ホールアースカタログ 1970年）。